すずこうだより2025 1月号 酒・米NO・277 令和7年
1月号 酒・米NO・277 令和7年
2025年の新しい年がスタートしました。昨年は大変な一
年でありました。元旦に能登の震災があり9月に集中豪雨に
襲われて復興も進まない状況で新しい年を迎えてしましまし
た。今年は夏が長くて秋が無く夏から冬への季節の変化でし
た。そして令和の米騒動も起こり、お米がスーパーの棚から
消えて連日テレビで報道されていました。平成の時は冷夏で
米が収穫できずにコメ不足が起こりました。そして芸能界で
もお亡くなりになる方が多数おられました。今年は飛躍の年
になってくれることに期待していきたいと思います。車業界
も激変の時代を迎えています。日産とホンダの統合する報道
が流れました。そこに三菱がどうするかが今月をめどに判断
をするようです。大手企業も生き残りの時代に突入していま
す。時代の波に乗れた企業だけが残って行くような時代にな
ってきています。嬉しいニュースが我々の業界に入ってきま
した。ユネスコの無形文化遺産に日本の「伝統的酒造り」が
登録される見通しになりました。日本酒や本格焼酎、泡盛な
どが登録される予定です。取り扱いをしている店側も頑張っ
て広めてきた甲斐があります。酒蔵の歴史からしたら我々は
まだまだ、ひよっこぐらいの存在ではありますが、体の続く
限り伝えていきたいです。そして今月分から電気・ガスの補
助金が再開して2月分の支払いから少し値下がりをするよう
です。ガソリン価格は元受けの補助が無くなり来月も上がる
ようで、送料に負担がかかるとものの値上げに直結します。
そして6年連続で国の税収が最高を更新しているのに、財務
省は更なる負担を国民に押し付けようとしたいます。だいた
い年金に税金をかける事態がおかしいのにどうして政治家は、
国民を救おうとしないのか早く財務省は解体してほしいです。
酒屋の雑学131
明治時代、ビールはどこで売られていたか?
明治時代は現在とは違いビールは薬として売られていたの
です。えーと思いますが、もともと、ビールには薬効もあ
って、ドイツでは風邪をひくと、ビールを温めて玉子を入れ
て飲む習慣があります。また、イギリスではスタウトビール
を温めて玉子を入れてエッグスタウトとして楽しんでいます。
まあ、日本でも古くからあるのが、日本酒に玉子を入れる玉子
酒があります。風邪をひいたときに体が温まり発汗作用があ
り、風邪が治ると昔からの知恵です。昔から酒は百薬の長と
言われていることには間違いないようです。ただし飲み過ぎ
てしまえば肝臓などに負担がかかりますので、ほどほどに
飲みましょう。正解は薬屋さんで販売されていました。
薬用養命酒などは現在でも薬屋さんだけの販売になっています。
販売終了50cc
長年、愛用されてきた原動機付自転車が新しい排ガス規制が
厳しくなり11月で販売を終了になります。技術や費用の問
題で採算が合わず販売を取りやめるようです。そしてそれに
向けて道路交通法の改正に伴い原付免許で125cc以下の二
輪車まで運転できるように改正されます。ホンダのスーパー
カブは人気があり、世界中で愛用されています。昭和の時代、
蕎麦屋さんの出前や物を配達する業種に幅広く愛用されてい
ました。燃費も良く、リッター当たりギネス記録にも認定さ
れるほどでした。現在でも人気は衰えていません。そして原
付バイクに衝撃を与えたのがホンダ・ロードパルです。19
76年から1983年まで販売されていました。軽量で小さ
いので取り扱いやすく、ゼンマイ方式でエンジンが始動でき
のでエンジンが始動しやすく、手頃な価格でした。当時6万
円でお釣りがくる価格帯でした。現在のスマートフォンより
も安い価格でした。そしてコマーシャルに登場していたのが
ソフィア・ローレン、彼女が実際に運転していたCMが抵抗
感を無くし女性がバイクに気軽に乗れる引き金を作りました。
キック式のエンジン始動からの変化も大きかったようです。
それとバイクの前方に自転車と同じ買い物かごも付けられた
のも大きな要因でした。そして当時、原付はヘルメットをし
なくても大丈夫な時代でしたので、自転車の延長で重宝され
いました。そしてライバルのヤマハもパッソル、パッソーラ
を発売しました。こちらも八千草薫さんと水沢アキさんを起
用したCMで女性に支持されて販売数を伸ばしていきました。
当時、我が家にもパッソルがありました。難点と言えばガソ
リンタンクにカギがなく、当時の若者は金が無いとしゅぽし
ゅぽを持って夜な夜な町を巡り、自分のバイクにガソリンを
補給していました。そのような犯罪はこの時代は頻繁に起こ
っていました。カギが付いたガソリンタンクの原付が発売さ
れると驚いていた時代です。尾崎豊氏の歌にもある15の夜
のような場面があった時代です。現在では防犯カメラがあり
すぎて直ぐに捕まってしまいますが。時代を引っ張ってきた
50CCが無くなってしまうのは少し寂しいことですが、海外
では125CCが多く使われているようですので、生産性を考
えると流れには逆らえないことのようです。ガラパゴス化に
なっていて、ほとんど日本だけの需要に落ち込んでいるよう
です。二段階右折とかスピードも30キロ制限もあるので
道路交通法の改正によってスピード違反で捕まる確率は非常
に少なくなると思います。海外では排気量ではなく最高速度
や出力で免許や、税金、保険料などの区分をしています。
11月になってみないと実際には分かりませんが、どのよう
な道路交通法の改正になるかです。
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