すずこうだより20231月号 酒・米NO・253 令和5年
すずこうだより2023
1月号 酒・米NO・253 令和5年
早いもので、すずこうだよりを書き始めて21年が経ってし
まいました。その間に色々なことが起こりました。消費税率
もいつの間にか倍の10%に上がっています。上がらいのは
日本人の平均給与だけで、上がらずに30年が経ち進んでし
まいました。お隣の韓国にも抜かれて逆転の現象が起きてい
ます。サッカーのワールドカップもリオネル・メッシ率いる
アルゼンチンがPK戦の末に3度目の優勝を果たしました。日
本も何と予選リーグを首位で通過して、決勝リーグに進みベ
スト8の壁にまたしても阻まれてしまいましたが、確実に力
を付けていますので話は早いですが、次回の大会が楽しみで
す。アフリカ勢がベスト4に残り南米とヨーロッパ勢の2強
の時代が幕を閉じた感じがします。岸田政権も時間の問題で
辞任ドミノが止まらない様で、わずか2ヶ月で4人の官僚が
辞任に追い込まれています。本当のことが次から次へと明る
みになり、そのうちに変わりの議員がいなくなる事態に追い
込まれるかも知れません。新春の関東大学箱根駅伝が来年度
より全国箱根駅伝へと変わるようで、出場大学にはかなりの
ハードルが上がるようです。関東だけでも出場するにはかな
り大変なのが、全国となるとかなり大変です。見る方はより
楽しいですが、監督も選手もかなり大変になるでしょう。今
年の10月よりインボイスシステムがスタートしますが国は、
国民より如何に税金を多くとることばかりを考えています。
最近、エサで頻繁に作れと促しているマイナンバーカードも、
国民一人一人のお金の流れを把握することができていてとて
も危険なカードです。昔からただより怖いものは無いと言い
ますがまさにその一つと言えます。個人情報がダダもれです。
酒屋の雑学107
キリンビールの麒麟の絵を
ラベルに提案した人物は?
キリンビールのラベルの「麒麟」まるでライオンか獅子の
ような姿ですが、もともとはこのラベルではありませんで
した。しかし、ある有名な人物の提案によって、現在の
「麒麟獅子」のラベルに変更になりました。その人物は誰
かかと言いますと、あの長崎の観光名所でもあるグラバー亭
のT・グラバー。決まっていたラベルは現在のものでなく
ぱっとしないラベルだったようで、それを見たトーマスが
そのラベルはダサイやん!と言ったかどうかは分かりませ
んが、たまたま手元にあった中国の絵柄に会った「麒麟」の
を見て「これはどうだろうか?」と提案したところ、この
「麒麟」に決まったそうです。それが現在までラベルに描か
れているようです。
タヌキとキツネ
昔から人が化かされてたという童話や昔ばなしが各地で残っ
ていますが、なぜそのような由来があるのか?実はこの由来
は、中国の古代神話から日本に伝わって来たようです。中国
神話の祖とされえている山海経(せんがいきょう)という書
物、九尾狐狸(きゅうびこり)という妖怪が出てきます。日
本では九尾の狐が有名ですが。この三海経は、中国の戦国時
代から漢の時代にかけて編纂されたといわれています。末尾
の「狐狸」って変に思います。「狐」はきつねの漢字になり、
「狸」はたぬきの漢字です。古来、日本にこの字が入ってき
たときに、日本ではヤマネコという生き物になじみがなかっ
たために、たぬきという生き物に当てはめたようです。たぬ
きの言葉の語源は、死んだふり(寝たふり)をすることから
『たまぬき(魂の抜けた状態)』だというところから来ている
とされています。そして日本は日本で、たぬきという生き物
は厳密にいまのたぬきを指すものでなく、ムジナだったりア
ナグマだったりと、あいまいな分け方で使われています。現
在でも地域によってはムジナやホンムジナ・アナッポなど様
々な呼び名が使われています。それが次第に分類されて、今
の分け方になったようです。そしてタヌキとキツネさんたち
は、中国からの伝わった伝説により悪者になってしまいまし
た。そして童話や昔話に出てくる化け狸・化け狐の話は日本
各地に伝わっています。道に迷ったらキツネにつままれたよ
うだと言われるし、お金をもらったら葉っぱになってしまっ
たととかも良く昔話で聞きます。例えば、狐七化け狸八化け
などの言葉があるように、タヌキの方が化かすのが上手いよ
うに言われたりしています。アニメなどでもキツネは女に化
けて男を誘惑し、タヌキは男に化けて人間を馬鹿にするなど
違いがあります。ただ悪く言う割には、神社に祀ってあり手
を合わせたりするもので、そばやうどんにも名前が付けられ
るほど日本人には、ひたしまれている動物です。もともとは
タヌキやキツネは太古の昔は神様だったのです。中国から神
話が来る前までは、日本人は自然信仰の中で生活をしていま
したので、海も山も身の回りの物すべてが神様でした。当然
山の神の中に住む動物たちも神の使いでありました。八百万
の神(やおろずのかみ)といって、自然の自象や動物たちは
みんな人間に恩恵をもたらしてくれる神だったのです。今で
もタヌキを祀る神社もキツネを祀る神社も全国に多く残って
います。神の使いとして祀っているのが正しいとされていま
す。中国の神話のお陰で、タヌキとキツネはとんだ悪者にな
っているとは本人たちには少し可哀そうな話です。
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