2月号 酒・米NO・230 令和3年
すずこうだより2021
2月号 酒・米NO・230 令和3年
今年はラニーニャ現象により日本列島はとても寒い冬となり
ました。三寒四温を繰り返し少しずつ春に近づいてきていま
すが今年も春のイベントが中止になっているのが多く残念で
す。30年以上続いている伊豆の河津桜まつりも初めて開催
を中止にしたようです。菜の花と河津桜のコラボが見事なだ
けに誠に残念です。おおむね4月ぐらいまでは公共関係のイ
ベントは中止が多いようです。テレビでもスポンサーの問題
で多くの人気・長寿番組が終了を余儀なくされてしまうよう
です。視聴率があるのに番組終了はテレビ局側にとっても何
とも言えないと思います。柴又・帝釈天の名所、江戸時代か
ら続く老舗川甚も1月いっぱいで店を閉じてしまいました。
矢切の渡しを見渡せる位置に構えて、男はつらいよシリーズ
でも映画の中にも登場しました。各著名人の常連客も多く訪
れていたようです。観光客の激減で店主が閉店を決断したよ
うです。名店がなくなりとても残念です。中国で昨年10月
に宏光ミニEV電気自動車が発売されて絶好調のようです。
価格がエアコン無しが日本円で43万円、エアコン付きのが
49万円と中国でも飛び抜けて安い価格に設定されていて2
台、3台めに買う重要が増えているようです。日本の軽自動
車より一回り小さいサイズです。6~7時間の充電で120
キロの走行が可能なのでそこら辺の買い物ならば十分のよう
です。日本でも異業種組が2020年に発売予定で動いてい
ましたが遅れているようで、まだ販売には至っていません。
ヤンキースの田中将大投手がFAで日本球界に復帰が決まり
古巣の楽天イーグルスに戻ってくるようです。8年ぶりに勇
姿が見られそうです。米国は日本以上に新型コロナ影響が深
刻もあり、その影響もあり日本での復帰を選んだようです。
酒屋の雑学86
コルクを初めてワインの栓に利用したのは誰?
最近ではワインは欧州さんのものでもスクリューキャップ
の多くなってきました。ただ高級なモノや長期熟成ワイン
にはコルク栓がいまだに使われています。コルク栓を世界
で初めてワインの栓に利用した人物は?かの有名なシャン
パンの生みの親・伝説の人物ドン・ペリニヨンです。
1668年からオーヴィレーヌ修道院の酒庫係を務めるこ
とになります。当時のワインは油を染み込ませた布を小さ
な棒に巻いてそれをワインのフタにしていました。もっと
良い方法がないか?と考えていた矢先に、たまたまスペイ
ンからやってきた巡札者が水を入れるひょうたんにコルク
栓を使っているのを発見して、それをヒントにワイン栓に
コルク栓を使用して結果は大成功!!ここからワインの栓
にはコルクが使用されることになったのです。
ドローン・小型無人機
動画サイトを除きますと、各地のきれいな空撮映像がたくさん
アップされています。その映像見て実際に見に行ってみようと
思うこともしばしばあります。最近では各市町村の町の見所な
どにもドローンの映像が良く使われています。最近では進化を
遂げて操縦も簡単なものも多く出回り始めています。物流など
に使う話も前々から出ていますが、一向に進んでいません。そ
の邪魔をしているのが所有権の問題です。一般的に建物や土地
を所有している人は、その地上300メートルの空中も所有権
を有するので簡単に飛ぶことが出来ません。事前に土地の所有
者から認証を取り付けて飛ばすことは可能のようです。地方で
その実験が始まっています。佐賀県でドローンが自由に行き来
できる「空の高速道路」を全国に作ると会社が立ち上がりまし
た。数年以内に市内に10本ほどの空の道を作る計画で進んで
いて、この1月からまずは病院と山間部の集落、さらに店と住
宅地を結ぶ2本の空の道を作ることになりました。しかしまだ
一般的には認知されていない空中権。交渉をしていき了解を得
ていき空の道を作るようです。一方で日本より進んでいる中国
では空飛ぶデリバリー(空飛ぶウーバーイーツ)や空飛ぶ車も
お目見えしています。世界でも一歩先を行っています。新型コ
ロナウイルスで街をロックダウンした際も人が見回るのではな
くドローンを活用していました。杭州市の企業「アントワーク」
は外食産チェーンと提携して街中でのドローン配達サービスを
開始しています。ドリンク1杯でも届けてくれるようです。そ
して、日本でもあれば良いのが病院で採取された血液を検査施
設にドローンで自動運搬するサービスです。日本以上に道路は
渋滞をしている中国にとっては、待っていましたというサービ
スです。空からの消火活動をする機体なども活躍をし始めてい
ます。国産ドローンも後を追って動き始めています。NTT
東日本と組んで製造に力を入れている挑むベンチャー企業の
オプティムがこれまでは田畑などをドローンで管理をして、
肥料や農薬散布を行なうスマート農業のシステムを構築して
きました。そしていよいよ先月より別のベンチャー企業が大
手の物流企業「佐川急便」と提携して完全遠距離リモートで
物流実験を開始しました。佐川急便の本社のある東京から島
根県の山間の集落にあるドローン遠隔操作して荷物の運搬を
行なう難易度の高い実験を実施しています。これができるよ
うになれば物流での革新が生まれることでしょう。30年以
前に作られた映画のバックトゥザフューチャーの空飛ぶ車に
は及ばないですが、空を飛ぶ人が乗れるドローンが飛ぶまで
に、それほど時間も掛からないような気もします。あとは安
全面でどこまでできるかが、狭い日本でのこらから先の課題
も多いように思います。生きている間に是非ともドローンに
乗って空を飛んでみたいと夢が膨らみます。
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