すずこうだより２０２１

１月号　酒・米ＮＯ・２２９　令和３年

新しい年が始まりました。今年は珍しい年にも当たります。

今年の節分が２月２日で、立春が２月３日と１９８０年以来

の２月５日が立春以来の２月４日が立春でない年になります。

お間違いのないように！豆まきも２日です。１２月に大雪に

見舞われた地域では１日としては観測史上の積雪を記録した

所が多く慣れている人も戸惑いを隠せませんでした。東京で

は数センチの雪でも交通がマヒして動きが取れなくなってし

まうのと大違いです。全世界で電気自動車への切り替えの準

備が進んでいますが東京都では乗用車を２０３０年までに二

輪車は３５年までにゼロにすることを目指すと公約を掲げま

したが、EV車は今のところ長距離運転には無理があり、エア

コンを使うと極端に燃費が落ちて充電地までたどり着けない

不安も抱えています。最低でも５００キロ以上の連続走行を

可能にしないと、いざという時に役に立ちません。価格も安

くて長距離を走れる車が生産できるかが課題だと思います。

今年に延期をされた東京オリンピックですが、現時点での判

断では開催は難しい声の方が多いと思います。世界中からの

人の流れがあると終息の道も遠のいてしまう危険もあります。

どちらにしても早く決断をした方が国民の為にもなると思い

ます。開催には６カ月ちょっとしか時間が無いのですから急

ぐ必要があります。携帯の値下げ競争が本格的に各社スター

トをしました。国の要請によりまだ下げられると国会などで

も物議をかもし楽天が２９８０円プランを先行して各社が後

追随する形となっています。利用者にとって使い方は人によ

ってバラバラですので、自分にピッタリのプランが見つかる

ようになることでしょう。必要のないものは省いて使うもの

だけを残すシンプルなプランの契約が一番良いと思われます。

 

酒屋の雑学８５

江戸時代の日本酒は度数が低かった

昔の書物を見ますと凄まじい量を飲んだ記録が残って

います。一人で２斗を飲んだとか（一升瓶換算で２０本）

になります。現在ではとても飲めません。当時のアルコ

ール度数は４～５度と現在の普通のビール並みの度数で

した。造り事態はさほど現在と変わっていないのですが、

なぜここまで低かったのかと言いますと？昔の酒税は、

造った酒の量によって税金が課せられていました。

これを「石造税」といいます。だったら度数が高い日本

酒を少なく造って、後から水で薄めた方がトクだ！！

といくことから、あえて酒を水で薄めていたわけです。

蔵元、卸、小売と運ばれるごとに水で薄められていた

ので、最終的に消費者の手に渡ったころには、かなり

度数は低いものになっていたようです。

 

 

     狼は悪い動物なのか

誰もが知っている赤ずきんちゃんには、人を食べてしまう狼

が登場します。おばーさんを食べてしまい、赤ずきんちゃん

も食べようとして、気づいた赤ずきんちゃんにこらしめられ

てしまうお話ですが、実際には狼は人を襲うことはないよう

です。その昔、明治時代までは日本にも狼は存在していまし

た。ニホンオオカミと北海道にいたエゾオオカミが存在して

いました。絶滅した説は色々あるようですが北海道では懸賞

金が掛けられていて、当時としては高額な金額がもらえたよ

うです。日本では古来より畑を荒らすイノシシやシカを退治

してくれる農業の守護人として古くから崇められてきました。

神社でも近郊で御岳山や三峯神社はオオカミを祭っています。

最近では各地で野生動物の被害が多発しています。特に天敵

がいなくなったニホンジカが多くなり木の芽や樹皮をはがし

てしまい、森林が破壊されてしまい豊かな自然が減ってきて

いるようです。そのためにクマなどが里へ下りてきてしまう

原因にもなっているようです。土砂崩れも被害で起こること

が多いようです。オオカミが存在してした時代は自然界も上

手く回っていたようで、保たれていたようです。日本でもオ

オカミを森林に復活させる動きが始まっています。海外では

早くからオオカミを再導入して豊かな自然と生態系が戻って

きた成功例がたくさん存在しています。日本も進めています

が人を襲われる、食べられるという心配する声があり、オオ

カミはこわい生き物の印象がついているようです。「赤ずきん

ちゃんシンドローム」が強いようです。オオカミはもともと

は臆病で人前に姿を現すことをしません。人などは襲わない

動物です。それこそ野良犬の方がよほど人を襲います。そし

て何より凄いのが、オオカミは感染症を予防して家畜を守る

ことのできる唯一の動物です。何か今の世の中に人間に教え

くれるような気がします。新型コロナウイルスで世界中が大

騒ぎをしていますが、自然界の動物の知恵を預かった方が良

さそうです。オオカミは群れで行動して縄張りをもって行動

するため、一定以上に増えないようです。イノシシやニホン

ジカのように無限に増えることはないのです。１９９７年に

大ヒットをした、もののけ姫も自然と人間をテーマにした作

品で主人公を二匹の白いオオカミが守っていました。宮崎駿

監督は４０年以上も前に自然破壊を感じていたように思いま

す。構想から映画化まで１６年以上かかっているので凄い事

です。絶滅危機の動物もオオカミにより復活するのも神の動

物の言われと思います。日本でも見ることが激減している希

少の日本カワウソなども生態系が元に戻れば海外の例を見れ

ば増えることが予想されます。農作業も動物による被害が減

るのでオオカミの復活すことを期待していきたいと思います。

 

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